お知らせ

お知らせ

2018.01.04

コンソーシアムを始めるにあたってアドバイザリボードの御立尚資さんよりメッセージをいただきました。

コンソーシアムを始めるにあたってアドバイザリボードの御立尚資さんよりメッセージをいただきました。

「文化の多様性、イノベーションにつながる里山の独自性」

 西欧で使われる「コモンズ」という言葉はしばしば、その共同体に住む人々がアクセスできる、その土地の天然資源とその保護を意味する。近年では、「デジタルコモンズ」という言葉が広がり、インターネット上のシェアードナレッジ(共有される知識)を指すようになった。どちらも、個人による公共の善に対する、いわば慈善的観点での貢献から成り立っている。
 日本の里山も「コモンズ」と同じような思想から進化してきた。もともとは、地元の人々が共同で使用、維持している山林を指していたが、今日では地方経済とその持続性に関する新しい思想と知識に紐付けられている。現代の「里山」には地元住民だけでなく、デジタル世代の人々も共同体の外から参加している。
 とはいえ、西欧のコモンとは異なる特徴が、日本の里山にはある。洗練された里山は、グルメからエネルギー利用に至るまで、日本文化の粋を多く取り込んでいるからだ。
 里山の独自性は、文化の多様性、つまりイノベーションの源泉につながる。世界中からの里山への注目が高まる中、里山とコミュニティとの関係が理解されることを通じて、高齢化など世界共通の課題がそれぞれの文化に寄り添った形で解決できる方法が見つかることに、強い期待を感じている。

ボストン・コンサルティンググループ
シニア・アドバイザー
御立尚資

最新の活動レポート